漫画「テセウスの船」を読み終えて…

今回は、読書感想文です。(漫画ですが…)

いわゆるタイムパラドックスものの漫画でした。
まず私は、タイトルの「テセウスの船」という言葉の意味を調べる事から始まりました。
恥ずかしながら、テセウスの船という言葉も意味も知らなかったからです。
ギリシャ神話に書いてある話だそうで、
テセウス(王様の名前)は、自ら怪物を倒すために船に乗って怪物退治に出かけ、見事怪物退治して帰還する。
それを記念して「テセウスの船」を保存し、後世に残そうとした。
しかし、時と共に建材は老朽化し、朽ちた箇所は新しい建材に変えられ、だんだんと新しい建材が増え、最後には元の建材が無くなり、全ての建材が新しいモノに変わってしまった船は、元の「テセウスの船」と呼べるのか?
人によって見解は分かれるでしょうね。
私の意見は、建材が新しくなろうがなろまいが、元の形をとどめているのなら、それは「テセウスの船」と言っていいでしょう…
自動車のレストアと似てますよね。
ま、そんな事は半分どうでもいいんですけど…

本題の漫画の方ですが、
タイムパラドックスモノとしては、凄くストーリー性もあり面白かったです。
内容はシリアスで、早く次の展開を読みたいと思わせてくれるものでした。
最後の最後まで、漫画のストーリーと「テセウスの船」というタイトルがどう繋がるのか?がわかりませんでしたが、最終話でおぼろげながら、こういう繋がりだったのか…
と理解する事が出来た感じです。
(ネタバレがないようにボカして書きました)

結構考えさせられる内容で、読み応えはありました。